金山小学校の児童を対象に実施している里山教室。11月27日(金)、2回目の「しいたけ菌入れ体験」に会員4人が参加しました。会で準備したコナラの原木に電動ドリルで穴をあけ、その穴にしいたけの菌を金づちでたたいて打ち込む作業を5年生10人と6年生12人が体験しました。
初めに会員が「原木のコナラの木には樹液を吸いにカブト虫などがたくさんくるほど栄養が豊富に含まれており、しいたけ原木に適している。そんなコナラの木が金山地区にはたくさんあり、それこそが金山地区の宝である。」と児童たちに説明し、作業開始!電動ドリルの扱い方を会員が実践し、その後、会員が二人一組になり、一人がしっかり原木を抑える役、もう一人がドリルで穴をあける役になり、見本を示しました。そして、いよいよ「では、誰かやってみる人は?」と言うと、一瞬シーン!!すぐには児童の手は上がらず。それもそのはず、電動ドリルはみんなおそらく初体験!?でしょうから。そんな中、初めに勇気を出したのは、やはりお兄ちゃん世代の6年男子児童。会員からドリルを手渡され、ドキドキ!スイッチオン!初めて体感する、手に伝わる振動を感じながら、木くずがが飛び散り、穴が開くと「わあー!削れたー!」と感動していました。そして電動ドリルを次の児童にバトンタッチしていきました。そのうちに6年女子児童たちも挑戦し初め、うまく削れると5年生に「真上からまっすぐに。」とコツを伝授していました。電動ドリルばかりでなく、木をしっかり押さえる役も交代で体験していました。次はしいたけ菌入れ作業。こちらは、みんなトントンととても楽しそうで、5、6年が入り混じって、たくさん開いていた穴が、すぐに埋まっていきました。
体験を終えた児童たちを見て、家ではなかなかできない体験のお手伝いができたことをうれしく思うと同時に、この体験がここで終わらず、「私たちのしいたけは今」と題して、6年生は中学生になってからも、5年生は6年生になって、この原木がこの先どんな状態になっていくのか収穫を迎えるまで観察を続けていってほしいと思いました。どうかこの原木から肉厚な美味しいしいたけがたくさんできますように!
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