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執筆者の写真金山里山の会

里山教室3回目「しめ飾り作り体験」

金山小学校の児童を対象に実施している里山教室。3回目は、年の瀬にふさわしく「しめ飾り作り体験」です。12月21日(月)会員5人が参加してきました。材料として使うのは、5年生と6年生の児童が自ら秋に学校田でカマを使って収穫したもち米の藁です。その藁で縄を編み、二重の輪にして、中心に紙垂(しで)という白い紙飾りと「学業成就」、「家内安全」、「交通安全」と書かれた、会員お手製のお札の中から一つを選んで一緒に結びつけるという、里山教室の中でも最難関の作業を5年生9人と6年生12人が体験しました。



初めに会員が作った完成したしめ飾りを児童に見てもらいました。いわばしめ飾りのミニュチュア版です。手順を説明した後、いよいよ会員が編み方を実演、6本の藁をその元で動かないように縛り、右の手のひらと左の手のひらに3本ずつに分け、その手のひらを合わせて、それぞれをころがしながら、さらに、もどらないように押さえながら、縄を編んでみせました。その後、児童たちも藁をもらって縄を編み始めました。しかし、なかなか思うようにはいきません。最難関教室ですから。手のひらを濡タオルでしめらせてもです。両手では無理と思った児童は片方ずつねじってから両方をあわせてみたり、「勉強の方がずっと簡単」とため息をもらす児童も。そんな中、縛った藁の元を上履きで押さえて編んでいく児童や、中には、こつをつかんだらしく自分だけで器用に編み上げていく、つわものも。あとは、先生方や会員にフォローしてもらって、みんななんとか縄を編み上げました。その後、紙垂(しで)も手作りし、それぞれが選んだお札と一緒に結んで、しめ飾りを全員が完成させました。



児童たちにとっては、編んだ藁を主に物を束ねるひもとして使った昔の生活の知恵を同時に学ぶ機会にもなり、よかったと思います。


この手作りのしめ飾りは、きっとみんなや家族を守ってくれる事でしょう。


来年こそよい年でありますように。

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