秋分の日も過ぎ、樹木の水分吸い上げが少なくなって、間伐作業に適した季節となりました。
10月第一日曜は、薪焚き人の定例会日。6名の参加者がありました。
夏の時期から生分解性テープで目印をつけてあった、幹の直径約40cmにもなるアベマキの大木。この日に伐倒する樹木でした。このアベマキの大樹は根元で2本に株分されており、そのうち一本を伐ってあげたほうがアベマキにも良いと判断しました。
安全対策及び伐倒方向の確実性を高めるために、チルホールを使用しワイヤーを張りました。そしてアベマキ周囲の下草をキレイにして準備万端。山の神様に「伐らせて頂きます」と心中で呟き、チェンソーで受け口、追い口切り。アベマキは無事倒れてくれました。
その後、枝を落とし、幹を玉切りし、軽トラックに積み込む。と書けば簡単な作業に見えますが、実際のところ伐倒してからが重労働。本当に大変な作業なんです。
ところで近年は、環境意識の高まりと共に、薪ストーブ愛好家が増えています。多くの薪ストーブオーナーにとって、自ら森に入り、自らの手で樹木を伐り出して、薪を割り、薪を乾燥させ、薪ストーブに薪をくべる、そんな完全自給型薪焚き人になり得ることは、何と有り難く、何と恵まれた境遇でしょう。
そんな幸福感を感じるからこそ、薪作りの重労働を持続可能にするのだと思います。
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